僕らの時代のライフデザイン 米田智彦

この本も、Twitterを通じて知りました。

タイトルの「ライフデザイン」というのは、「ライフプラン」に変わる
新しいやり方として著者の米田氏が作った言葉。

「はじめから完成図を決める人生『設計』ではなくて、
現在進行形で人生を『デザイン』していく」
という感じでしょうか。


著者は2011年、震災を挟むかたちで『ノマド・トーキョー』という
生活実験を行い、その中でこの考え方にたどり着いたそうです。

「定住所を持たず、しかし仕事をこなし社会とつながりながら
(ここがネットカフェ難民と違う所w)
トランクひとつで東京を旅するように暮らす」というのがその実験。

多くの荷物を捨て、大事なものはトランクルームに預けて部屋をひきはらい
放浪生活をはじめるという大胆さ。。。
これぞ正に、「東京でノマド(遊牧)する」という感じ。

著者は、ネット上でやり取りのある人々からプロジェクトの理解者を見つけて
生活拠点や仕事を確保したり、 新しいアイデアを得たりしながら
この生活を成立させていたというんですからスゴイ!

もちろん、著者のこれまでの経験・人脈の積み重ねがあってこその成功でしょうが、
こういう生活もやりようによっては社会的に成り立つ、という事実は
多くの人に新しい人生観を与えてくれるんじゃないでしょうか?

さらにこの『ノマド・トーキョー』では
「ネットでの発信→新しい出会い→そこから生まれるアイデア」を生かして
移動しながら新しい仕事・プロジェクトをどんどん立ち上げていくという
すごく流動的な仕事の仕方をしていて、これもとても興味深いです。

こういう『ご縁』とでもいうような、巡りあわせの妙を生かして仕事をしていく能力を、著者は『セレンディピティ/偶然から発見する力』という言葉で表現しているんですが、「予期せぬ出来事」も偶然で終わらせず、次のアクションに繋げていくたくましさこそが、自由に仕事をするカギなんでしょうね。

そして、そういう力を持ってさまざまな形で活躍する人たちのインタビューも
交え、とにかく全編、「もっと自由に、しなやかに生きよう」というメッセージを
与えてくれます。

住む場所も、仕事の内容も、そして自分の個性だって、ひとつに絞らなくても
いいじゃない、と。

「二択をやめて、あいだで生きる」

両方を、半分ずつ選ぶ、みたいなやり方だってアリ。
そう考えられると何よりすごく楽になりますよね(*’‐’*)♪

現実に、そういう生き方を実現している人の話がたくさん載っているので
勇気が出ます!

実はこの本、発売後すぐくらいに買って、かなり前に読み終わってたんですけど、
いろいろ考えちゃってなかなか感想がまとめられなかったんです(^.^;

内容濃い本です。

どんどん世界が変わってるのを感じてるんだけど、
どう対処していいのか迷っている、という人にオススメ!

わたしも震災以降、人生設計がまったくイメージできなくなってしまって
困っていたんですが、
設計でなくデザイン、と考えると、
ある程度即興でも、その時の全力を出していれば、
振り返った時、それなりの絵ができているはず。。。と、
前向きに捉えられるようになりました。

ぜひ、ご一読を!

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