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言わずと知れた『ちびまるこちゃん』の作者、
さくらももこサンの旅エッセイ。

初版は1997年!
non・no誌上で連載していたらしいです。

最近旅行記が気になっているので、これは外せないだろう!?と
少々古い本ですが購入。。。

まず、本の装丁がかわいくてビックリ!↓

カバーがカワイイのはもちろん。カバーを外してもカワイイ!
 
さらに表紙の裏には手書きの世界地図があり、
これからエッセイで紹介する土地への期待などが書き込まれ↓

そして読後に目にする背表紙の裏には
同じ地図に旅の後の感想が書いてある、という凝り方!
こういう趣向が凝ってるとうれしくなりますね~。

で、肝心の中身ですが。
期待通り、とってもおもしろかったです!

あの『ちびまるこちゃん』流の
ももこ節が随所に効いていて、
退屈になりがちな土地の歴史や建物の成り立ちも
にやにやしながら読めてしまいますw

しかも旅の内容がまた、超豪華!

一般的な観光地ではなく、
本場で時計が買いたいとか、ある村特有の絵が見たいとか、
かなり個人的な理由で行先を選び、
さらにその周辺のオススメ観光地を入れて
旅行会社がオリジナル旅プランを立ててくれる、という
個人旅行の理想形ですよまさに!

ついでに飛行機はファーストクラス、
どこでも専任の添乗員さんがついてくれる。。。

なんていうか、当時は出版界リッチだったんだね~ww


そんなことを思いつつ、一番興味をひかれたのは
バルセロナ!

やっぱりガウディの建築は見てみたいな~。
特にグエル公園のくだりはももこ節炸裂で
これ読んだらもう、行かない訳にいかないよ!?

次点はラスベガスかな。

カジノのイメージしかなかったけど、
街全体が遊園地化してるなんてなんかステキ!

ちなみに上のふたつとも、旅の目当てで行った場所でなく、
ついでで案内されたところだったするんですが、
そういう場所に思わぬ感動があったりするのが旅の良さでしょうね。

全体に古さを感じさせないエッセイでしたが、
この旅の中でフランスに行く目的となったピエール・ラニエの時計、
(日本で手に入らず、本社のあるフランスなら買えるだろう、と
行先にパリを選んでいた)
今ではコラボで限定時計まで出していたり
すでに離婚した旦那さんと旅してたりと
やはり16年の歳月を感じますww

そういえば、最近のももこエッセイは読んでないな~。
今どんな感じなんだろう?

また読んでみようかな?と思いました。