文章は情報整理が8割!『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』 山口拓郎 著 書評
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マユ〜。(@mayuu_pp)です。
ブログを書き始めた頃と比べれば
だいぶマシになったとは思うものの、
まだまだ、自分の言いたいことをまとめる難しさを書くたびに感じてます。
この本は、プロのライターとして
20年以上文章を書き続け、
文章術の講師としても活躍中の
著者・山口拓朗さんが、
文章を「書く前の準備」
から、懇切丁寧に教えてくれる
一冊!
かなり実践的な内容、と評判なので、
早速読んでみました。
山口さんは、
文章を書くためにまず必要なのは
「情報整理」の技術だと言います。
情報の集め方はもちろん、
その整理の仕方、使い方が詳しく書かれていて
すごく参考になったので、
その一部を紹介したいと思います。
あっち情報とこっち情報
そもそも情報には2種類あり、
あっち情報(周辺情報)
と
こっち情報(自分情報)
に分けられます。
例えば映画の紹介をする場合、
「あっち情報」は
ストーリーの概要や
出演者、監督のプロフィール、撮影の裏話など。
そして「こっち情報」は
自分の感想、誰と観にいったか、
なぜ興味を持ったか?など。
この2種類の情報を、
ちゃんとバランス良く組み込めるように
取捨選択するのが「情報を整理する」ということ。
文章を書き始める前に、
自分がこれから書こうとしている情報は
「あっち情報」と「こっち情報」
どちらなのか?を
付箋などに書き出して仕分けしてみると、
どちらが足りないのか分かりやすいそうです。
いや〜、この意識はなかった!!
確かに、この2つがちゃんと
両方入ってないと
「内容がない」文章になってしまうんですよね。
これからは
「書く前に、仕分け!」
と、覚えておこうと思います!
体験・感情の棚卸し
そして、
実は一番重要で、
集めるのもまとめるのも難しいのが
「こっち情報」(自分情報)。
やはり「あっち情報」(周辺情報)は
プロの収集力に適わないので、
個人の書くモノで価値があるのは
「こっち情報」の方なんですね。
でも、これが案外手強い!
自分の体験談を書いてみよう!と
張り切って始めてみても、
小学生の作文のように
ぎこちないものになってしまったり。。。
そこをもっと掘り下げて
人に伝わる文章を書くためには、
書く前に
「自分の体験・感情の棚卸し」を
するべし!
これも、
「実際に起こった出来事・事実」と
「自分が感じたこと・考えたこと」の2つを
バランス良く書けるように
表を作ってみると、
グッと分かりやすくなるとか!
マンダラアートのような
「図解思考のフォーマット」を使う方法など
具体的な例で説明されているので、
ぜひ本書を読んでみて欲しいです。
まとめ
この本は、
何というか「理系」の書き方!
書く前の
「頭の整理方法」が沢山紹介されているのが良いですね〜。
とにかく「文章の前に表作成」!
「図解思考」はわたしもハマってるので、
それを具体的に文章作成に生かす方法を
知ることができてうれしいです!
他の「図解思考」の本も合わせて読むと
より理解が進むと思いますよ。
ノート術に目覚めたあなたにイチオシの一冊!『仕事の教科書 VOL.09 究極のノート術』
フォーマットを手に入れよう!書評『すべての仕事を紙一枚にまとめてしまう整理術』 高橋政史 著
とにかく文章が苦手で、
どこから手を着けていいか分からない!
でも、書けるようになりたい!
。。。という人にこそ、
オススメしたいです!
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