今読みたい!烏賊川市シリーズ⑤ 『探偵さえいなければ』東川篤哉 著 感想
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「烏賊川市シリーズ」の新刊が出ましたよ!
『倉持和哉の二つのアリバイ』
『ゆるキャラはなぜ殺される』
『博士とロボットの不在証明』
『とある密室の始まりと終わり』
『被害者によく似た男』
の5話を収録した短編集。
相変わらずユーモア全開!
でも本格!のミステリーですよ〜。
シリーズ8作目:探偵さえいなければ
個人的に良かったのは
『ゆるキャラはなぜ殺される』と
『とある密室の始まりと終わり』
ですかね。
『ゆるキャラはなぜ殺される』は
烏賊川市のゆるキャラとして以前も活躍した
イカの着ぐるみ「マイカちゃん」が登場!
烏賊川市のゆるキャラナンバーワンを決める
「ゆるキャラコンテスト」で起こった密室殺人の謎を
名探偵・鵜飼杜夫と共に解決しちゃいます。
容疑者もみんなゆるキャラということで、
いつも以上にゆるーい雰囲気ですが(笑
謎も真相も相変わらずの本格派!
この作品は、推理作家協会賞にノミネートされたそうですよ。
そして
『とある密室の始まりと終わり』は、
久しぶりに流平くんが大活躍!
完全な密室状態の家から見つかった
バラバラ死体、という
珍しく陰惨な事件ですが、
やっぱりいつも通りゆるーく捜査は進み、
最後はしっかり、名推理で
驚きの真相が明らかに!
この発想はなかったー!というラストは必見ですよ!
。。。と、こんな感じで。
朱美ちゃんや砂川・志木の刑事コンビが単独で活躍する話もあり、
全体にバランスよく、ファンも大満足の内容でしたよ。
やっぱりこのゆるい雰囲気と
本格推理のコンビネーション、
良いですね~!
また長編も読みたい!
続編を楽しみに待とうと思います
(^-^)
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